マリヤと障害をもった少女の会話

今日、6歳の重度の障害を抱えた女の子が乗馬体験にきてくれました。

おかあさんは、日野市内で障害児のための保育園の責任者をされていて、ここに通う子供たちにマリヤにのせてあげたいけど・・・・

という話でこられました・・・

女の子がバギーでマリヤに近づいたときの様子です・・・・

なんて優しい目なんでしょう・・・・

なんども女の子の手をなめていました・・・

それから頭もぱくぱく・・・

おかあさんがあとから、「この子が手をあげなかったのが不思議です・・・」と話していました。

いつもは結構乱暴な感じらしいのです・・・

さらに、不思議なことに・・・

今日の午後は雨が降っていたので、乗馬は難しいかな・・・

と思っていました。

彼女がきて馬装をしていたら、さらに雨は激しくなって・・・

カッパもないということ・・・

でも、乗りたいというので、濡れてしまうのも覚悟で出かけました・・・

すると、馬房を出て大通りに出るまでの間に雨が止んじゃったんです。

マリヤは注意深くゆっくりゆっくり歩いてくれました・・・

いつもだったら大好きな草に気を取られ、草をつまみながら道草をして進む道をまったく草にも見向きもせずゆっくりゆっくり。。。本当に気を使っている様子が伝わってきました。

新井橋の下まで来て、ご褒美の草を食べさせて写真を撮影したときは晴れ間まで!!!!

「笑っている!!!」ママの喜んでいる笑顔が素敵でした・・・

そして帰ってきて、鞍を下す間にまた本降りの雨になったんです・・・・

不思議でした・・・・天気まで味方してくれるの?

この子は!!!

ただの馬じゃない!

そう思いました・・・・

昨日、ある障害者乗馬団体さんの「馬取り扱い講座」に出席しました。

光栄にも主催者の先生から「うちの団体のユニットになって活動しないか」とのお誘いも受けうれしかったです。

ただし・・・

日本では、ブリティシュスタイルの調教が入った馬でないとダメとの約束事があるようで、ウエスタンスタイルで教えられたマリヤは再調教が必要と言われました・・・・

んんん・・・・
どうしよう?
マリヤは今のままで十分素晴らしいのに、それは必要か?少し迷っていました・・・
でも、今日のこの姿を見て、はっきりわかりました!

馬と人との交流に、ウエスタンもブリティシュもない・・・・

マリヤには再調教なんていらない

マリヤはマリヤで十分だと・・・・


マリヤとアニマルコミュニケーションで話をしました。

「ねえ・・・マリヤ・・・もう一度、調教が必要とおもう?

ブリティッシュにならないとだめって言われたんだけど・・・」

 

マリヤからは

「いらない」とかえってきました・・・・

 

このまま、もう少しやってみます

きっと、すてきなことが起こります

マリヤはそのためにここに来たと実感しています

みなさま

山崎はなにいってるのか・・・・?

おとぎ話のような感じで受け止めてくださってもいいと思います

写真をご覧になって、マリヤの目のやさしさと少女のしぐさから会話が聞こえてきませんか?

こころが暖かくなって、涙が出そうになりました・・・・
マリヤ、ありがとう!

掲載している写真はママから了解を得ています。
「モザイクをかけましょうか?」
との申し出に
「せっかくいい笑顔なのに! このままでいいです」とおっしゃってくださいました。
素晴らしいママです!
障害のあるなしにかかわらず、すべての子供たちが笑って生きられる社会であってほしいと心より願っています!